tokyo running days

A marathoner / newbie triathlete's training blog.

Tuesday, May 26

不調。

毎年春から初夏は調子が悪い。冬場のマラソン練習でたまりにたまった疲労に逆襲されるような感じ。さらに花粉症に追い討ちをかけられる。シーズンオフ気分にひたって体重増加。モチベーションもどーんと下がる。ま、ここ3~4年ぐらいはだいたいそんな感じだ。

しかし、今年はそれに輪をかけて不調だ。体重の増加も著しく、身体のむくみや疲労感もより顕著。足指を打って怪我をしたり、先日のトライアスロンではスイムでおぼれそうになってDNFしたりと、どーもいけない。身体感覚がどうもヘンだ。なんなのだ、これは・・・、と思っていたところ、こんな記事を読んだ。トライアスリート、藤原裕司氏のトレーニングエッセイだ。
http://www.tri-x.jp/article/?p=112

人間の身体には生理的リズムがあり、パフォーマンスが順調に向上していく「順調期」と、疲弊した身体をリセットして復元させる「適応期」と呼ばれる期間があるそうだ。この適応期に気づかずに無理をするとドツボにはまり、長期的スランプに陥るという。読んでいくとあてはまる点が多数(無気力・疲労感・食欲ありすぎ・むくみ・倦怠感etc)。どうも今の私はこのドツボにはまっているようだ。

思えば今年は面白いほど体調の波が激しかった。

●年末~1月
大阪国際マラソンのための走りこみ月間で、過去最高のマイレージを刻んだ。疲労はたまったが特に故障もせず、走りこみの成果も実感できた。

●1月下旬~2月中旬
ターゲットレースをまずまずのタイムで終えた後、なぜかさらに調子が上向きに。マラソン3日後の5000mタイムトライアルでシーズンベスト。トラック練習でもスピード、スタミナ共に非常に充実。「もっともっと走れそう」というハイな気分になっていた。

●2月中旬
ある日(それはスキーに行って帰ってきた日)を境に突然走れなくなった。身体が重い。息が切れる。タイムがまったく出ない。つい3日前まで絶好調だったのに。

●3月
1月のトレーニングの貯金で東京マラソンをとりあえず完走。その後花粉症期に突入。日に日に体重増。モチベーションゼロで腰が重く、トライアスロンのトレーニングになかなか移行できない。

●4月
スイム特訓&バイク練開始。ランのマイレージは当然落ちる。トラックのタイムがどんどん落ちてくる。そしてどんどん太る。異常食欲。肌荒れ。身体のキレがまったくなくなる。

●5月
上旬に足指を怪我し、ランお休み。また太る。スイム特訓、オーバートレーニング気味に続ける。バイクは週1ペース。中旬、新島トライアスロンで呼吸困難DNF。トラック練習では絶好調時のキロ30秒落ちペースでせいいっぱい。ラストに必ず脚がつる。

●ここ1週間
異常食欲が収まり、とりあえず体重は微減中。ランはキロ6分ペースのジョグのみだが、なんとなく“底打ち”感が出てきた。調子のベクトル、上に向くか!?

・・・藤原氏の記事では、4週間が1周期だというが、私の不調は足掛け3ヶ月。どっかの「適応期」に対処を間違えてドツボにはまったのかも知れないし、別の理由もあるのかも知れない(今週、貧血検査の結果を聞きに行く)。

調子の波、というものをこんなに顕著に経験したのは初めてだ。トップ選手はこういうことも含めて調子を合わせていくのだろうな。人体とトレーニングの関係の奥深さを実感している。

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